クラフトシャイン

履き込んだ革靴や汚れた革靴を洗います

革靴を洗うという事のメリット

1日革靴を履くと靴の中でかく汗は、コップ1杯分と言われています。
寝ている間にかく汗と同じ量だそうです。
その汗は、靴の中の素材、革や綿生地が吸い込み滞留しています。
溜め込みすぎると臭いの原因となってしまいます。

また、どんな靴でも履いていれば、ホコリや水汚れ、油汚れなどで黒く汚れてしまいます。
特に雨などに濡れてしまうと白い線のようなものができてしまうことがあります。これは、製革行程で残った塩分や汗によって蓄積された塩分や脂分が溶け出すことによってできたものです。革表面が凸凹したりミミズ腫れのように筋ができてしまう銀浮も水濡れが原因です。

濡れた後に残る白い線、塩吹きと呼ばれてます。

銀浮。凸凹は濡れた後乾く過程でできてしまいます。

当店のクリーニングについて

塩吹きと呼ばれる白い線を消そうと靴クリームを塗り重ねても、すぐに元に戻り状況は改善されません。
塩吹きの白い線も銀浮の凸凹も全てクリーニングで改善されます。

①当店では、クリーニングはオゾン水で行います。オゾン水は細菌の殺菌効果が高く、油汚れなどの分解力がとても強い水です。
そのオゾン水を利用して、靴の中も外も隅々までオゾン水を浸透させ、汚れやニオイの根源となる菌、またカビ菌なども確実に殺菌します。

②洗浄は、革専用洗剤を使い全て手洗いで行います。

③濯ぎの際には、保革剤の入った濯ぎ水を使い、濯ぐのと同時に革全体に保革剤を均一に浸透させます。それによってクリーニング後も革が硬くならず、革本来のハリとしなやかさと色味がキレイに戻ってくれます。

④水切り乾燥後、さらにオゾン乾燥機を使って除菌し、靴の型を整形しながら乾燥しますで多少の型崩れも元に戻ります。

シミ汚れは、付着物と経過年数によって汚れを落とせる可能性が変わってきます。全ての汚れが取れる訳ではありませんが、最善を尽くしてキレイにします。

クリーニング後の縮みや型崩れ、履き心地の心配について

過去の経験から、水洗い後に縮みや型崩れをしたことはありません。

そもそも皮から革にするなめしという過程で水を使用していますし、革にも適度な水分が必要で相性が悪いわけではありません。
雨などで濡れたまま革靴を放置すると、水分と一緒に革内部に含まれる油分も揮発します。結果、油分が抜け、革が硬くなったり、部分的に油分が固まって色が濃くなってしまいます。だから水に弱いと思われがちですが、濡れた後にきちんと処置をしてあげれば全く問題ありません。

クリーニングでは、保革剤を使うため革が硬くなることもなく、オゾン乾燥機で型を整形しながらじっくり乾燥させますので型が崩れることもありません。

またクリーニング後、靴クリームやワックスを使って補色や艶を与えます。

長く大事に付き合えるように、革靴をキレイにリフレッシュさせます。

スムースレザーの水洗いクリーニング

1.クリーナーで汚れを落とす。
洗う前に、汚れを落とすことで、クリーニングがより効果的になります。

2.革にオゾン水を浸透させます。
これは、革を水によくなじませオゾン水で汚れや菌を分解させるのと、革の内部まで洗剤が浸透するようにするためです。
キチンと水が浸透しないとあとで色斑ができてしまいます。

3.革専用洗剤で、靴の外も中もソールも全てスポンジやブラシなどを使って手で洗います。

4.すすぎ。オゾン水にモイスチャーを混ぜたすすぎ水で洗剤を洗い流し同時に革の保革をします。

5.その後は、水切りをしてオゾン乾燥機でじっくり乾燥させます。
ここで靴の型崩れなどを整形していきます。

6.乾燥後、レザーソールの場合は、レザーソールにレザーソール専用クリームで栄養補給をします。
レザーソールは、保湿されることで削れにくくなり耐久性が向上します。

7.靴全体を確認しながら、靴全体に栄養補給の乳化性クリームや油性クリームを指で万弁なく塗り込みブラッシング。
色褪せがある場合は、補色用の染料クリームなどで塗り込み色味とツヤのバランスを見ながらブラッシングします。

8.最後は、ご要望次第でワックスを使ってツヤをだしたり、ハイシャイン磨きで鏡のようにピカピカにします。

コードバンの水洗いクリーニング

1.クリーナーで汚れを落とす。
洗う前に、汚れを落とすことで、クリーニングがより効果的になります。

2.革にオゾン水を浸透させます。
これは、革を水によくなじませオゾン水で汚れや菌を分解させるのと、革の内部まで洗剤が浸透するようにするためです。
キチンと水が浸透しないとあとで色斑ができてしまいます。

3.革専用洗剤で、靴の外も中もソールも全てスポンジやブラシなどを使って手で洗います。

4.すすぎ。オゾン水にモイスチャーを混ぜたすすぎ水で洗剤を洗い流し同時に革の保革をします。

5.その後は、水切りをしてオゾン乾燥機でじっくり乾燥させます。
ここで靴の型崩れなどを整形していきます。

6.乾燥後、レザーソールの場合は、レザーソールにレザーソール専用クリームで栄養補給をします。
レザーソールは、保湿されることで削れにくくなり耐久性が向上します。

7.靴全体を確認しながら、靴全体に栄養補給の油性クリームを指で万弁なく塗り込みブラッシング。
毛羽立ちを抑えながらカッサ棒でマッサージをしていきます。

8.ツヤが出てきたら、全体的にワックスで仕上げていきます。

お客様のお好みで、ツヤを出して風格を出します。。

スエード・ヌバックの水洗いクリーニング

1.まず、ブラッシングして埃を取ります。
汚れの加減によっては、真鍮ブラシやゴムクリーナーでできる限り汚れを落とします。

2.靴全体にオゾン水を浸透させます。
まんべんなく、均一に奥までしっかり水が行き届くようにし、オゾン水で殺菌と油汚れを分解させます。

3.革専用洗剤で、起毛絡まりつく汚れを落とします。また靴の中もキレイに洗います。

4.オゾン水ですすぎ。洗剤が残らないようキレイにすすぎます。

5.水切り後、オゾン乾燥機で適温で乾燥。型を整えながらじっくり乾燥させます。

6.十分乾燥させた後で、スエードに栄養補給、色あせがある場合は、補色効果もある栄養スプレーをします。
栄養スプレーに防水効果があればいいですが、無い場合は、仕上げに防水スプレーをして軽くブラッシングで仕上がりです。