オールデン1655、コードバンのクリーニング。
コードバンは水に弱いのに洗って良いのですか?と質問を受けます。
コードバンは水に弱いのではなく、水に濡れたら処置が面倒なため濡れないようにした方が良いというのが正しい表現かと思います。
むしろコードバン全体をきちんと均一に濡らすことで、水濡れ跡などが全てなくなりキレイになります。
頻繁に洗うものではありませんが、靴の履く頻度によっては数年に一度は洗っても良いかと思います。
コードバンはしわしわにならず、折れ曲がった感じになります。
折れ曲がったところが深くなると毛羽立ち汚れが溜まります。
そのため、定期的に革を伸ばして汚れを取り、毛羽立ちを抑えるお手入れが必要です。
今回はクリーニングなので、クリーナーで汚れを落としたらオゾン水で洗浄します。
噴射機を使って靴の中、外と靴全体にオゾン水を浸透させます。
古い靴だと内張りが破損する可能性があるので、よくチェックし、時にはスポンジで染み込ませていくこともあります。
オゾン水を浸透させた後は、専用洗剤を使って洗っていきます。
スポンジやブラシを使って隅々まで洗い汚れを取り除きます。
洗剤は、後にシミを作ったり質感を変えたりしますのでゆっくり丁寧に濯ぐ必要があります。
水切り、脱水後はオゾン乾燥機で乾燥します。
温度調整ができるため、革の型崩れなどもある程度は成型できます。
乾燥後は、油性クリームを使って保革・艶出しを行います。
靴磨きでは、お客様からご指定がない限りコロンブス社のアーティストパレットで磨きます。
アーティストパレットは、保革効果と発色が良くコードバンにはとても相性が良い油性クリームだと思います。
磨き上げると革のしなやかさ、コードバン特有のツヤが本来の姿に戻ります。
【料金と納期】
【料金】
靴クリーニング 6,160円
コードバン 1,100円
計 7,260円(税込)
【期間】
2週間〜3週間
ご予約・お問合せ
LABO
〒950-0951新潟県新潟市中央区鳥屋野3-8-15
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