Aldenのコードバンクリーニング
オールデンのコードバンクリーニングをする際、コードバンの状態によってクリーニングの仕方が異なります。
コードバンの状態が良く汚れもなければ靴の内側からコードバンにオゾン洗浄水（当店はオゾン水でクリーニングを行います）を染み込ませ革の繊維の汚れを落とします。逆にコードバンが汚れていたり荒れているとコードバンの表面からオゾン洗浄水を染み込ませていきます。
理由は色々ありますが、そもそも革靴自体何回もジャブジャブと洗うものではないので、できる限り芯材やクッション剤、仕上げ剤に負荷を与えないように洗いたいからです。
またシミにおいては、クリーナーや染み抜き剤を試した上でクリーニングを行いますが、今回はウイスキーカラーということもあり余計な色ムラができないようにリスク回避の観点からクリーナー後にクリーニング作業にしました。
シミにおいてはとれた部分と取れなかった部分がありました。
シミが残った部分においては、ある程度目立たなくなってのでお客様に確認してもらいご相談したところOKが出ましたので、特にシミ取りはせずこの状態で磨き上げることになりました。
今回は、クリーニング同時にリフト交換とハーフソールの施工もご依頼いただきました。
ソールやリフトは消耗していたりシミがあったりとしていましたが、コードバンも靴自体もとても状態が良く手を加えるのに躊躇するくらいでした。
が、ご依頼をいただいた限りは本来のコードバンの魅力を引き出せればと思い作業させていただきました。
コードバンの靴磨きは、磨くというよりマッサージをしているように磨きます。今回もコードバンらしいとてもいいツヤが出てくれました。
今回、東京から当店新潟までご依頼いただきましてとても感謝です。
この度は、ご依頼ありがとうございました。
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